Q(MS-276) 多発性硬化症の疑いでの治療方針 | バン 2018.10.1-21:49 |
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Q | 27才、女性、愛知県在住。
2014発症。手足のしびれ、視力低下、右目のモヤモヤ感、首の痛み下げた時に背中の痛み、疲労感、体温が上がると不調(体温が下がると戻る)等。 2016年に始めて多発性硬化症疑いとして検査。 MRIで頚髄に病巣ぽい影。その後は頚髄MRIを撮ってない。 パルス3日間。退院後少し改善されたが徐々に同じ症状が出てきている。 現在の症状は、右膝の痛みや膝を庇い左足に負担がかかっている為長時間の歩行が困難。このため杖歩行と車椅子を併用している。 右膝、左足首は怪我の影響で多発性硬化症と直接関係が有るかは不明。
現在、再発進行防止治療はしていない。
日を追うごとに脱力感や怠さ日常生活での疲れやすさや首を下げるとかなりの率で背中が痛くなります。 通院はしていますが疑いのままのため、何をどうすれば良いのか分かりません。再発の基準や後遺症の基準等も話が難しく分かりません。 元々怪我をしており、完治がずっと無く、右膝硬直により身体障害7級相当。 それを長年庇っている為、左足首に支障が出始めている、との事ですが、多発性硬化症疑いとの関連性は不明でした。 検査入院自体が2016年だったため、それより前に足を怪我してからの発症だった可能性もある。との事ですが現状では確定できないとの事でした。
質問: 約2年MRIや髄液検査等していないですが大丈夫でしょうか? 通院先には2016年の入院時と同じような症状や入院時と違う症状や耳鳴り等があることは伝えて有ります。 疑いの診断でなにか出来る事、症状改善に適している事は有りますでしょうか? また再発基準や後遺症、診断確定や他病気の可能性等教えて頂ければと思います。
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A | 正確な診断がなによりも重要です。 しかし、痛みが強いなら、痛みの治療はある程度可能なはずです。 痛みにより動かさないのか、力が弱いのかの区別は可能なはずです。 MSを疑うなら、定期的な脳MRI、と時に脊髄MRIでの追跡が必要です。 脳脊髄液の検査も必要です。
診察をしている医師でないとわからないことが多く、詳しい意見は控えます。 担当医師に理解できるまで、説明を求めるべきです。
MSの再発症状については、本ホームページの 再発の自己判定法 の項目をお読みください。改訂版が10月中にでます。
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