Q(NMOSD-55) アクテムラが効かない。今後の治療はパルス、血漿交換? | たきやき 2018.12.31-10:35 |
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Q | 60歳、女性、大阪在住。質問 突然の質問失礼いたします。 4年半前より、アクテムラで治療してきました。3年間はよく薬がきき再発もなく、再発の予兆が見られてもパルスでしのげていました。 しかし去年から再発をし、パルス、血漿交換をしております。 今年にいたっては3ヶ月に一度のペースで再発をし、パルス、血漿交換をして 落ち着いてます。ネットで調べてみてもエスケープ現象があるとかいておりアクテムラが効かなくなったのかと落胆しております。 アクテムラが効かなくなったら、以前のようにパルス、血漿交換で治療という形しか無いのでしょうか。 病歴:平成8年、22年前に発症。現在は車椅子。 過去の治療はネオーラル、プレドニンは10年以上前頃に開始。明確に覚えておりません。 最近はアクテムラを4年半服用
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A | アクテムラはNMOに比較的高い治療効果がありますが、再発を経験することもあります。 こうした場合、長期治療を変更する必要があります。 また、アクテムラに非常に似た新治験薬での試験結果が最近学会で発表されました。大半のNMO患者さんで効果は証明されましたが、再発が止まらない方も少なくなく、完璧な治療効果ではありませんでした。
アクテムラに替わる新しい長期治療の選択肢は幾つかあります。複数の治療を併用することもあります。診察無しで紙面のみで具体的な提案をすることは無理があります。
ただ、血漿交換やステロイドのパルス点滴治療は悪化があった時に、悪化を押し戻す、回復を早める治療であり、長期に再発を防止する治療ではありません。長期の再発防止効果は期待できません。
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