| Q(MOG-24) 免疫抑制剤による癌発生増加の危険性は? | YY 2019.1.16-12:54 |
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| Q | 46才、男性、横浜市在住。2018年4月に投稿(MOG-18)させていただきました。 昨年はご相談に乗っていただきましてありがとうございます。またお電話でもありがとうございました。
その後順調に来ており、昨年夏ごろから毎月1mgずつプレドニンを減らして様子を見ております。 昨年のMOG抗体検査は2回で1回目は陰性でした。 11月下旬,5mgになったところで再度抗体検査を出しましたところ、陽性反応(数値としては低い)が出てしまいました。 私の主治医もかなりがっかりした様子で、今後プレドニンを減らさず、しばらく5mgを継続し、それと並行で免疫抑制剤も検討していこうということになっております。
そこで免疫抑制剤についてですが、一部でがんを誘発してしまうような情報もあり、不安があります。素人が入手した情報ですので全ての免疫抑制剤がそのようなことにはならないかと思いますが、その危険性はありますでしょうか? 陽性反応はでましたが、身体に不調は全く出ておらず、普通に生活、仕事を行っております。 お手隙な時で結構ですので、またご意見いただければ幸いです。
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| A | 私がMOG脳脊髄炎や視神経脊髄炎の治療に用いる免疫抑制剤はタクロリムス(プログラフ)、トシリズマブ(アクテムラ)が多く、次いでシクロスポリン(ネオーラル)、ミゾリビン(ブレディニン)などです。稀にアザチオプリン(イムランなど)も利用します。いずれの場合も移植などで用いる量よりかなり少ない量で充分に効果が得られます。 長年の間に400人程度に利用し、肺がん、リンパ腫が1人ずつ発生していますが、通常の頻度であり、増加しているとは言えません。一方、他の様々な治療中にも、各種癌を経験します。
タクロリムスでは子供で特殊な他の免疫抑制剤を併用している場合や、大量に用いた時にリンパ腫が増加するかもしれないといわれています。また、長年アザチオプリンを利用した時、僅かに発がんが多いかもしれないといわれていますが、明確ではありません。
免疫抑制剤には多種あり、シクロフォスファミド(商品名エンドキサンなど)では発がんが少し増えるといわれていますが、MOG脳脊髄炎や視神経脊髄炎の治療に用いることはありません。 日本人の死亡の原因の半分は癌であり、癌は非常に頻度の高い疾患であり、様々な臓器に発生します。また、一般に大腸がん、肺がん、前立腺がん、膀胱がん、リンパ腫など、各種の癌が増加しています。 正しい利用法であれば、特別に心配は要らないと思います。
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