Q(MS-285) 反復する脳幹症状の発作はベタフェロン治療開始後に出現。関連は?(MS-284続き) | レガシィ 2019.1.30-10:03 |
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Q | 御回答いただきまして、ありがとうございます。 発作は20秒程度でおさまりますが、繰り返し発生する状況は変わりありませんので、 症状が変わらなければ何かしらアクションを起こしたいと思います。 主観では注射開始後に症状が出たように感じていますが、それは関係ないものでしょうか? 脳の病巣は脳幹部でした。 パルス時は複視、呂律障害、右半身全体の麻痺、失調、浮遊感の症状が出ておりました。
発作は睡眠中にも起きているかは不明ですが、それで起きるということはありません。 意識障害もありませんが、例えば歩行時に起こると、失調が強く出るため歩行できなくなります。入院中はギリギリ歩行できていた状態が最悪だったので、それより悪い状態になるわけです。
12月15日から土日月と、3日間、3週に渡ってパルスを行い、1月7日あたりから回復して参りました。徐々に回復が始まった12月末から1月6日くらいまで、言語聴覚士レッスン中に声に出して読んでいる最中に発作が起こることがあったと記憶しております。 その後、12月7日から注射開始する11日までは発作も治まっていた気がします。 本当に治ったのかは定かではありませんが。 翌週の1月13日あたりからは1日1回か2回、シェーバーを吹いた時の過呼吸で発作が起こり、治ってないことに気づきました。 入院中はそのような過呼吸、体勢を変えるなどの発作のスイッチがありましたが、退院後は関係なく襲ってきます。 ただし、体勢を変える時は100%発作が起こります。車に乗ったりしている時は揺れを強く感じたりもしますが、揺れなども関係あるものでしょうか。
また、ご忠告いただきました件、導入薬としまして、テクフィデラではいかがでしょうか?再発はしたくないと考えております。
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A | (1) ベタフェロン自己注射を開始した時期に一致して発作が始まったとしても、それが発作の原因であるとは言えません。 MSの数%は長い経過中にてんかん発作を経験します。MSの病巣があることに基づきおきる神経細胞・繊維の異常興奮で生じるのであり、後遺症の一種です。 前回のQAにかいた発作治療薬を試してみてはいかがでしょうか。診断にも役立ちます。
(2) 初めての長期治療薬の選択としては、テクフィデラのほうが自己注射薬より優れています。 効果が高く、副作用は有っても、対策があり、中止せざるを得ないのは40人に一人程度です。
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