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Q(NMOsd-57) 有痛性強直性痙攣は一生続くか?kaopon   2019.7.21-5:14
先日、(NMOSD-56) 有痛性強直性けいれんの件で質問させていただいた者です。

再度の質問で恐縮ですが、有痛性強直性けいれんは、生涯続く症状なのでしょうか?
先生に教えていただいた薬を飲んでいる方は、薬の効果で、ほぼ、症状がなくなるようになっておりますでしょうか?
薬の効き方には個人差があって一概には言えないことは承知しておりますが、お時間があるときに、参考までに聞かせていただければ嬉しいです。

薬の件、次回の外来時に主治医に相談したいと思います。プレドニンの血中濃度もその際に調べることになっているので、数値が上がっていることを願っています。

有痛性強直性けいれんは発作的に突然出現し、一定時間で自然に消えるが反復する症状。
私が挙げた薬は、適正に使えば非常に有効性が高く、70%程度の方では全く無くなります。
残りの方では、時に軽度の発作が起きるが我慢できる程度なので薬の増量は不要と本人が言われる方々です。これまで治療した約350人程度のNMOsdの患者さんで、我慢できない状態が続いた人は有りません。
めまいやアレルギー、肝障害などの副作用で一部の薬が飲めないか、増量できない人は有りますが、それでも他の薬を利用するなどで、何とかなっています。
多くの人では数年後〜10年後頃までに薬が不要になりますが、何時までも必要な方もあります。

血中濃度を測定するのは 商品名プログラフ(化学名タクロリムス)であり、プレドニンではありません。服用から採血までの時間により変動します。