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Q(NMOsd-58) 血漿交換三回終わりましたが、なかなか手足のしびれが良くなりません。今後の再発防止の治療は?ちゅんみ   2019.8.9-6:46
28歳、女性、大阪在住。

今入院中で血漿交換三回終わりましたが、なかなか手足のしびれが良くなりません。助けてほしいです。
今後の再発防止の為の薬の事もありますし、この病気の専門的なところに一度見てほしいという思いがあります。大阪は通院だけなのでしょうか?この病気と判断されて不安しかないです。

2017年発症のNMO。現在の症状は手足のしびれ特に右半身。抗アクアポリン4抗体、陽性。

質問の内容がはっきりしませんが、不安であることは良く分かります。現在なすべき治療、今後の長期的治療、副作用を回避できるか、今後の再発、障害の見通しは、仕事、家庭、出産は?などにつき、明確に説明することが必要でしょう。
貴女の病歴、データの詳細を知りませんので、ここで十分に説明することは不可能です。

ただ、現在の血漿交換療法は、NMOの再発の早期(再発の始まりから2週間以内で、早いほど有効)に開始し、正しく実施されたなら有効性の高い治療です。重い再発ならステロイドパルス点滴と並行して、迅速に十分に実施する必要があります。
血漿交換、パルス点滴は共に、ごく最近に悪化した症状を軽減するための治療で、一定時間を越すと効果は期待できません。

私は約350人の視神経脊髄炎の方を治療していますが、長期治療が正しければ、血漿交換が必要となるような重い再発が起きることは10〜15人に1人が、5〜10年に1回経験する程度だと思います。
さらに、最近は新しい治療薬の選択が増え、来年にはさらに、非常に効果の高い治療薬の利用が可能になる予定です。ほとんどの方は普通の生活が送れ、入院が必要になることは稀であると言えます。

現在の治療をしっかり受け、退院されたら、一度電話をください。長期治療などを含めて、説明します。090ー2287ー1021 斎田です。