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Q(MS/NMOsd-32) 運動、ジム利用は有効?kaopon   2019.9.18-13:47
MS/NMOsd-31サウナ利用についての質問をさせてもらった者です。
今回も、丁寧なお返事ありがとうございます。

一週間に一度4時間ほどのサウナ利用で、時々は、ウートフ現象が現れることがありますが、すぐに足を冷やすようにして極力予防しています。サウナの利用によって、再発、病気の悪化がないとのこと安心しました。

運動もした方がいいかと、ジムのランニングマシンで、歩行程度の速度で運動もしています。やはり、ある程度の運動もリハビリ感覚で必要ですよね?

人間、動物は全て一定の運動を生涯継続する必要がある、することが望ましいです。

筋肉、神経、脳細胞などを含め、全ての生きている細胞は、利用し活動させる命令が長くこないと、自分(細胞)は個体(貴方自身=ご主人様)にとり不要なったと判断し、存在しない方が個体にとり望ましい、有利である、負担をかけない、と判断して自殺するプログラムが、生来細胞の遺伝子に組み込まれています。ギリシャ語でアポトーシス(apoptosis)と呼ぶ現象です。
手術で2週間も筋肉を完全に動かないように固定すると、激しい筋肉の萎縮が生じます。落盤事故で3月も暗闇に暮らすと、失明して戻らないのも、分かり易い例です。

従って、毎日、一定の全身運動をすることが望ましいと言えます。両下肢には全身の70%の筋肉があり、その収縮の反復は血液循環を助け、第二の心臓と呼ばれています。毎日の歩行、起立がとりわけ重要な理由です。
骨に対し一定の衝撃が必要で、階段歩きや、ジョギング、軽いジャンプで骨に刺激があると、骨から免疫を強化し、寿命を延長し、認知症を防止し、骨を強化するなど様々な作用のある物質が放出され全身に働くことも最近解ってきました。

ただ、すでに障害がある機能(細胞)・筋肉や神経を稼働させると、正常の細胞より能力が落ちているので負担がかかり過ぎ、筋肉痛や神経の早期の疲れが出やすく、過度な負担は避け、休みを頻回にとり、回復したら運動を反復する小刻みで頻回な運動が望ましいです。