| Q(MOG-33) 言葉の言い間違い、性格の変化などは再発の症状なのか? | ねえさん 2020.5.9-7:47 |
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| Q | 10才、男子、千葉県在住の母です。抗MOG抗体疾患と診断されています。
2018年10月、9才、 運動中に足が一瞬動かなくなる。何秒か後にすぐ消えた。 その後頻繁に頭痛を訴えていたので脳のCTを撮るが異常なし。 2019年3月 頭痛、発熱、寝てばかりが続き病院を受診するが風邪と診断。 心配になり、大きな病院に行き、再度脳のCTを撮るが異常なし。 3日後に重篤痙攣をおこし入院。てんかんと診断をうけ、イーケプラを飲み始める。その薬を飲み始めてから性格が変わる。怒りやすくなる。 薬の副作用かと思い1週間様子見るが、錯誤出現、視力低下、排尿異常があった為病院受診。そのまま緊急入院。 MRIに病巣は今までなし(?)。 抗アクアポリン4抗体は陰性。
質問: 今までも時々言葉のいい間違えがあったのですが、最近増えているのが気になっています。他に症状はないです。 再発の症状でしょうか? MRIで左頭頂〜後頭葉の皮質血流の低下があると言われていたのですが、それと関係はあるのでしょうか?後遺症なのかとも思ったり? 退院後、一度もMRI、抗MOG抗体検査は受けていません。 よろしくお願い致します。
治療: ステロイドパルス療法1クールで視力以外の症状はすぐに改善。 その後ステロイドパルス療法を2クールで視力も徐々に改善。 献血ヴェノグブリン点滴も受けた。7月に退院。後遺症なし。 2019年5月よりプレドニン30mgからスタートし、現在7mg。 抗てんかん薬イーケプラ服用中。
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| A | 抗MOG抗体(関連)疾患(MOG脳脊髄炎)では大脳の皮質(表面を覆う神経細胞が層状に配列された組織)に病巣が出現することも多く、神経細胞の異常興奮の結果として「てんかん」症状が珍しくありません。「てんかん」は病巣の部位により様々な症状や頭痛を呈します。記載されている症状は「てんかん」の症状である可能性が高いと考えます。 イーケプラを開始した頃から性格の変化があったとのことですが、てんかんの症状として性格が変わることがあります。薬の副作用ではないでしょう。薬が足りないため起きている可能性があります。
新しい活動性の大脳病巣が出現している可能性と古い病巣による後遺症症状としての「てんかん」である可能性の両方があります。造影MRI、脳波と必要なら髄液検査で脳炎の活動性を丁寧に評価することが必要です。 抗MOG抗体の測定はするべきですが、結果が出るのに時間がかかりますし、長期的には有用ですが緊急には役立ちません。
もし脳炎の活動性が確認されるなら、免疫療法を強化、あるいは変更するべきです。 てんかんの活動性が確認されるなら抗てんかん薬を増やすか、追加変更をするべきです。
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