| Q(MS-372) 再発予防薬をのんでいてもMSの再発、進行が生じることがあるか? | Iramotak 2020.7.23-17:47 |
|
| Q | 49歳、女性、神奈川県在住。
2016年、4年前にMSを発症し、診断されました。足先の軽い痺れの後遺症が残っているぐらいでした。 2017年、1年後に再発が確認され、5月から再発予防薬のテクフィデラ を飲み続けています。
しかし、ここ半年ぐらい前から疲労感が増しています。最近は膝がだるい。現在の症状は右脚先の軽い「しびれ」。 脳、脊髄、腰椎とMRIを撮って髄液検査もしていますが、とくに、新病巣出現や髄液炎症細胞などのMS活動性の証拠は見られません。
しかし、主治医曰く、「MSという病気は、テクフィデラ をのんでいても予防薬なので、MRIで確認できない小さい病巣が再発し進行しているかもしれないので、一度、パルスをやった方がいい」 と言われました。 予防薬はのんでいても、MSは徐々に進行はするのでしょうか。
|
|
| A | 一般論として、MSの再発、進行防止薬治療を続けていても、再発や進行はあり得ます。効果の低い治療であるほど、その可能性は高くなります。 再発症状の場合は、通常始まりが比較的はっきりしており、週や日単位で始まりを自覚できます。MRIで新病巣が見つかることが多いのですが、見つからない程度の軽い再発もあり得ます。 この場合には、ステロイドパルス点滴が効果がある場合もあります。
一方、進行の場合は何時とは無く始まり、ゆっくりと強くなることが続きます。既に有った症状が何時とは無く増強することが多いが、新しい症状であることもあります。悪化が半年以上増強し続ける場合は、進行型MSへ移行した可能性が高くなります。 この場合にはパルス点滴をしても効果は1週程度の一時的か、効果が無い可能性が高いでしょう。
再発があると判断するなら、現在のジメチルフマル酸(テクフィデラ)を止めて、もっと効果の高い薬、タイサブリやフィンゴリモドへ変更するべきです。 進行型への移行が疑われるなら、9月から利用可能となる新薬であるシポニモド(メイゼント)選択を考慮するべきです。
|
|