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再発か否かの自己判定方法

多発性硬化症や視神経脊髄炎の再発があれば、悪化や障害進行・固定化を防止するため、ステロイド点滴など治療を早めに開始することが薦められます。ただ、症状の悪化があっても再発とは限りません。下記を読み判定ください。

 多発性硬化症や視神経脊髄炎の再発症状とは  再発でない症状の悪化


    

多発性硬化症や視神経脊髄炎の再発症状とは

病巣の新規出現や拡大(MRIで見えないこともある)に伴う症状の悪化で、一日以上持続します。重症でなければ数時間以上続くことを確認して、受診してください。再発の症状の例を挙げますが、全てではありません。

運動障害
運動麻痺が出現する、以前からあった運動麻痺が強くなる、手足や顔のきんりょく(力)が弱くなる、」動かしにくい、足の力が弱く歩きにくい。
力があるのに 、ふらついて歩きにくい(失調)。
感覚鈍麻
体の一部で感覚が鈍くなり、皮膚を触っても、紙の上から触っているように、分かりにくい、「ようじ」で皮膚を刺すと、正常の部位に較べて、あまり痛くない 、熱い、冷たいが判りにくい、スリッパが脱げたのが気づきにくい。痺れ感は 加わることもある。
排尿障害
我慢がし難い、間隔が短くなる、尿や便を漏らす(失禁)、出しにくい、時間がかかる、残尿(感)があり出しきれない、尿を出せない。
視力・視野障害
視野の全体、一部がかすむ、一部が見えにくい、暗点出現、
(眼球の痛みを伴うことが多いが、痛みのみなら緊急性は無い)
複視・眼振
物が二重に見える、視野が規則正しく揺れる
その他
しゃべり難い、頑固なしゃっくりや吐き気、飲み込みにくい、理解力の低下、忘れっぽくなる等
疲労感(再発に伴う)
しかし、うつ状態、低下している機能による一時的の疲労感、その他の原因等が多い。

再発でない症状の悪化

以下の場合は再発(本当の悪化)ではない症状の変動で、緊急治療を受ける必要はありません。我慢可能なら、次回診察時に症状をやわらげる薬の相談をしてください。

  1. シビレ感(ジンジン、ピリピリする)、熱い感じ、圧迫感、紙が張り付いた感覚、だるい感じ、など不快な感覚が新しく出現、だんだん強くなる。
  2. 痛み 痛みを伴うシビレ感が、新しく出現する、だんだん強くなる。
     有痛性強直性痙攣(手足などの筋が収縮し、こむら返りのように、しばらく動かせなくなることが、数分〜 数十分続く)
  3. 筋の突っ張り、緊張、ガクガクするのが、過去の再発・進行で上肢下肢の運動麻痺、筋力低下が生じた後に、(多くは一定の回復の後)ゆっくり強くなる。(急にこうした症状が出る時、同時に力が弱くなる時は再発が疑われ、受診が必要)
    @ABは過去に出来た病巣を貴方の神経組織が修復する途上で、上手に修復ができず、神経線維の漏電や混線、下手な修理が増え、不快で好ましくない症状が出るためです。病巣悪化、新病巣出現による再発ではないので、緊急性はありません。
  4. 体温上昇に伴う症状の増強・出現=ウトフ(Uhthoff) 現象
    体温の上昇(風邪など、いろいろな原因での発熱、入浴時や直後、運動時や直後、気温の上昇時など)と同時に、体温上昇時に限って症状が悪化。
    先ず、体温を下げてください。冷やす、風邪薬を飲む、などで体温が下がれば、強くなった症状が元に戻るなら、再発ではありません。過去に出現した症状で、過去の症状のピーク時より重くはなりません。
  5. 出たり消えたりする症状(再発時の症状悪化は一日以上持続します)
    一日以内に消えることのある再発はありません。
    「てんかん発作」は例外で、意識を失ったり、手足の痙攣、発作的な異常感覚の出現などが一定期間続き、消えます。
    てんかん発作が出現した場合にはすぐに電話してください。

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